湘南学園小学校
URL/ http://www.shogak.ac.jp/elementary/
紹介ページ/ http://www.jyukennews.com/01s-shuto/s-shuto-syounangakuen.html
〒251-8505 藤沢市鵠沼松が岡4-1-32
TEL/0466-23-6613
◇アクセス
小田急鵠沼海岸駅より15分
江ノ電鵠沼駅より15分
学費
授業料(年): 約396,000円
入学金: 200,000円
その他: 約290,000円、
昼食時飲料代:
寄付金:
建学の精神
■建学の精神
個性豊かにして身体健全
気品高く
社会の進歩に貢献できる
明朗有為な実力のある
人間の育成
本校は1933年(昭和8年)に創立され、2013年には80周年を迎える歴史と伝統ある私立学校です。幼稚園から小学校、中高一貫校まである総合学園として、日々の教育に取り組んでいます。
この建学の精神が目指すところは、強い人間力の育成であり、社会へと巣立っていく卒業生たちが様々な分野で力を発揮し、社会に貢献できるような力を育てることです。
人間力は「知性」「感性」「身体」から構成され、人間のあらゆる社会活動において発揮される立体的な総合力です。豊かな人間力をもつことは、自らの基軸を形成し、発想を豊かにしていきます。また他者への理解を促進し、コミュニケーション力を醸成します。そのような総合的な人間力が失敗や挫折を乗り越える力となります。
■教育理念と方針
「ひとりひとりを大切にすること」
ひとりひとりの個性を豊かに伸ばし、
自分と他人を大事にする子どもを育てます。
湘南学園は、「ひとりひとりの個性を豊かに伸ばしていくような学校」として生まれました。得意なもの不得意なものとさまざまもつ子どもが、それぞれに個性を発揮しながら光り輝くように精いっぱいに生きる、その生きるという仕事を助けるのが教育だと考えます。
私たちは子どもたちが「学校を楽しい」「はやく学校に行きたい」というように充実感に満ちみちて日々を送ってほしいと願っています。それは、のびのびと学習にはげみ、友と一緒に知識を身につけ認識を深め、ほんとうの感動を味わいながら生活しているということです。そのなかで、自分の感動を大事にし、自分の考えや喜びを大事に育てていく人間になることです。自分をよく見つめ、友をよく見つめ、友の考えや価値観を発見し大切にすることのできる人間になっていくのです。
自分を豊かに成長させ、自分と他人を大事にする子どもを育てていきます。
「豊かな学びを通じて、豊かな学力を育てること」
発達段階に応じた豊かな体験をもとに学力を育て、
困難な場面でもやりぬく意志と能力をもった子どもを育てます。
総合学園として小学校では、子どもたちの発達段階をふまえた上で、建学の精神を果たすべく教育実践を行っています。
ポイントは「豊かな学びを通じて豊かな学力を育てること」です。児童期の子どもたちは、少しずつ自分の世界を広げていきます。小学校へ一人で通学することからはじまり、集団遊びを楽しみ、社会的な出来事への関心が高まっていきます。人生においてこの6年間がどのようなものになるかは、その人のパーソナリティに大きな影響を与えることでしょう。この時期に豊かな学びによって豊かな学力を育てたいと私たちは考えています。
学力とは一般的にはテストなどで測定できる習得した知識や技能としてとらえられています。これからの社会において求められる基礎基本は幅広くあり、学校教育においては、そのような学力を習得させることは大きな目標です。しかし私たちは学力が“それだけ”とは考えていません。他者との関係性を大切にできるか、大きな問題に直面しても解決のために行動ができるか、何度失敗しても成功するまで繰り返し挑戦できるか、このようなことこそ、大切なことだと思います。このような力があれば社会で十分に役割を果たし、人生を切り開いていけるでしょう。そして、これらは“学”んで自分の“力”にすることができると私たちは考えているのです。
そのために私たちは豊かな体験を通して子ども達が学べるように苦心しています。そして豊かな学力をみにつけ困難な場面でもやりぬく意志と能力をもった子どもを育てていきます。
教育の特色
■特色ある教育活動
私たちは公教育を担う小学校として社会における責務を果たすとともに、私立小学校として教育観を共有する保護者の方と共に、子どもたち一人ひとりを大切にする教育活動を実践していきたいと考えています。そのために大正デモクラシー期の新教育運動*1の思想を汲む学校として、湘南学園らしいユニークな教育活動に取り組んでいます。
○教科の本質を学ぶ教科学習
昨今、基礎的・基本的な知識・技能の確実な定着ということが言われています。いわゆるゆとり教育の時期において、OECDのPISA調査*2という学力調査で日本の順位や点数が下がったことが背景にあります。このような各教科の基礎的・基本的な知識・技能は子ども達はどのように学ぶのでしょうか。たくさんドリルに取り組めばよいのでしょうか。
私たちはそれは違うと考えています。教科の基礎的・基本的な知識・技能は「教科の本質を学ぶ学習」でこそ身につくと考えています。
例えば漢字の学習ではその成り立ちについての話をしながら、一つずつ丁寧に学んでいます。漢字それぞれには生まれた背景があって、それらの形や音には歴史があります。そのようなことを繰り返し学習すると、漢字により親しみを覚えて使いたくなるのではないでしょうか。もちろん繰り返しの練習も必要ですので、はげましながら学習に取り組んでいます。
国語では伝統的に生活作文にも取り組み、「松ぼっくり」という文集にまとめています。書き言葉を覚えたての1年生から、卒業をひかえた6年生までの全員の作文が一冊にまとまっています。卒業生が宝物として大切にするという文集によって、書くことの楽しさを感じてほしいと考えています。
算数では伝統的に水道方式による学習を行っています。水道方式はより算数の本質を学習するのに適した方法として知られています。子どもたちは数についての理解を深めながら、計算の技法を身につけていきます。計算もただできるというわけではなく、その意味を理解し、必要な場面で使えるようになってほしいと考えています。
このように本質を学ぶと、自分自身で発展的に考えるようになるのではないでしょうか。すると必要な場面で知識を活用したり、表現したりできるようになると思うのです。
行事も担任と専科教員が力を合わせ一つずつ丁寧に実施しています。合唱を楽しむ音楽祭、民舞を踊るたいいく表現まつり、図工の作品を鑑賞しあう制作展など子どもたちがとても楽しみにしているイベントでありますし、それぞれの本質を感じとるような機会となっています。
○体験を重視した総合学習
宿泊学習は3年生から6年生まで、各学年で1回ずつ実施しています。3年生は「海の学校」4年生は「山の学校」5年生「雪の学校」6年生「修学旅行」と名前がついています。宿泊学習を中心に総合学習では学年ごとにテーマを設定し、学習活動をデザインしています。
例えば宿泊学習は3年生から行いますが、”海”"海岸”"砂浜”というフィールドで自然を楽しみ、人との素晴らしい出会いがあるよう、入念な計画を立てます。また体験をするだけで終わりにならないよう、海の生き物のことを図鑑から調べるなど事前指導や事後のまとめなどを大切にし、子どもたちの中に価値ある経験として残るよう考えています。
また宿泊学習と関連させたテーマで学習に取り組んだり、教師の得意な分野や子どもたちの興味関心にもとづいての学習に取り組んだりしています。例えば5年生は稲作に取り組んでいます。ある年の子ども達は農業の大変さや収穫の喜びを知りつつ、食物自給率について問題意識をもちました。子どもたちはそれぞれテーマを決めて調査にあたり、食物自給率については上げなければならないと気づきます。そしてどうすればよいか考え、日本で作られている米粉を材料とした米粉パンの新メニューを開発し、パン屋さんの協力を得て販売することができました。活動を通して失敗も成功もさまざまなことを子どもたちは経験し、学んだことはとても多かったようです。
子どもたちが体験を通して、教科を横断し総合的に学ぶことを期待するのが総合学習です。